名張の魅力を1日で満喫!ハラール焼肉と絶景ハイキング

Driving Route 165

澄み切った12月の空気が車窓から流れ込む中、アキコさんと私は津市を出発し、名張へのワクワクする冒険へと向かいました。1時間のドライブでは、なだらかな丘陵地帯や緑豊かな田園風景が広がり、私たちはお気に入りの曲を口ずさみながら旅を楽しみました。「忍者の里」として知られるこの魅力的な街は、都会の喧騒を忘れさせてくれる特別な場所です。

でも、その前にまずは食事!私の頭の中は、名張に着いたら食べる予定のプレミアム和牛のことでいっぱい。

Yakiniku Restaurant Okuda
「焼肉レストラン奥田」に着きました!奥田では、この地域のブランド牛「伊賀牛」を生産、提供しています

「焼肉レストラン奥田」に足を踏み入れた瞬間、ジュージューと焼けるお肉の香ばしい匂いが私たちを包み込みました。ハラールメニューを見つけた私は思わず目を見開き、『上焼肉盛り合わせ』を指さしながら、「こういうのが食べたかった!」と満面の笑みでアキコさんに言いました。

Halal yakiniku menu at Okuda

イスラム教徒である私にとって、日本でハラール和牛を見つけることはまるで宝くじに当たったようなもの。無煙ロースターの上で、サシの入ったお肉が焼けるのを見ているともうたまらない。「料理人ではないけれど、これすごく美味しそうに焼けたでしょ!」と笑いながら、完璧な焼き加減の和牛をパリッとしたキャベツの葉で包んでアキコさんに見せました。

Grilling Halal beef

とろけるA5ランク和牛と特A受賞歴のある伊賀米コシヒカリを味わいながら、私たちは話に花を咲かせました。こんなハラール認証の贅沢を罪悪感なく楽しめるなんて、感謝しかありません。私は、よい具合に焼けたお肉をつまみながら「あ〜幸せ!」とつぶやいたのでした。

ここでの食事体験は格別ですが、ハラールメニューを希望する場合は最低でも1週間前に予約するのをお忘れなく!

Eating halal beef and Iga rice

幻想的な赤目四十八滝で冬の散策

満腹で幸せいっぱいの私たちは、名張の誇る絶景スポット赤目四十八滝へと向かいました。「和牛パワーでハイキングなんて楽勝でしょ!」と冗談を言うと、アキコさんは苦笑い。入場料はたったの大人1,000円、子ども500円で、それらは環境保全などの費用として使われるとのこと。入口で私たちを出迎えたのは、「赤目滝水族館」。「オオサンショウウオ? 知れば知るほどほどおもしろい、赤目四十八滝!」と心の中でつぶやきながら、シャイな生き物たちを写真に収めました。

Akame Waterfalls Aquarium

トレイルは本当に幻想的。ジブリ映画に出てきそうな石段を進みながら、ハイカーも写真好きも楽しめる絶景が広がります。

Walking the Akame Valley

Taking pictures at Akame  48 Waterfalls

日が沈み始め、そろそろ帰ろうかと思ったその時です!竹あかりがやさしく温かな光を放ち、不動滝に行こうとしている私たちの前に幻想的な世界が広がりました。

Fudo Falls at Akame 48 Waterfalls

すると、息を切らしながら近づいてきたアキコさんが、「竹あかりライトアップがちょうど始まったみたい!」と教えてくれました。私は息をのみました。目の前の小道が黄金の光に照らされ、美しく輝いていたのです。繊細な模様が彫られた竹灯籠が、渓谷の地面に幻想的な影を映し出していました。「夢みたい…」 興奮を抑えきれず、思わずつぶやきました。

Bamboo Lantern Illumination at Akame 48 Waterfalls

私たちは45分間、まるでおとぎ話の世界を歩いているような気分になりました。静寂に包まれた空間、幻想的な灯り、滝の優しい音、せせらぎの響き…。「忘れられない、本当にすばらしい体験」と感動したのでした。

Enjoying Bamboo Lantern Illumination at Akame 48 Waterfalls
竹あかりライトアップは、通常10月中旬から1月まで開催されるそうです

ハイキングの後は名張のご当地スイーツ

Ninpo Akame Pudding

ハイキングを終えて帰る前に、私たちはカフェ「忍法赤目プリン」に立ち寄りました。「これ、食べてみて!」とアキコさんがイチオシするのは青山高原の卵を使った濃厚プリン。私はスプーンで一口食べてみました。濃厚でクリーミー、甘さもちょうどよく、ハイキングの締めくくりにぴったり!このカフェでは、かき氷や自家製ドリンクも提供していて、散策後の休憩に最適です。

Akame Puddings

さらに出口に近づいたところで、買わずにはいられないスイーツが。「へこきまんじゅう」です。さつまいもを使ったフワフワのおまんじゅうで、プレーン、あんこ、抹茶、りんご、クリームチーズ&クランベリーなど、バラエティ豊かなフレーバーが楽しめます。「さつまいもがこんなに楽しいなんて!」と笑いながら、できたてをぱくり。帰りの車の中でもへこきまんじゅうを味わいながら、名張での素晴らしい体験を振り返るひとときは、まさにこの旅の締めくくりにふさわしいものでした。

Various kinds of Hekoki Manju
Various kinds of Hekoki Manju
Hekoki Manju or Fart Buns
へこきまんじゅう

ハラール和牛、圧巻の滝、そして幻想的な竹あかりライトアップ。名張はまさに忘れられない体験が詰まった宝箱のような場所! 美食家も、自然愛好家も、新しい冒険を求める人も、この街には誰もが楽しめる魅力があります。「次は、最後までトレイルを歩ききるぞ!」とへこきまんじゅうの最後の一口をほおばりながらアキコさんに宣言し、名張を後にしたのでした。

Senju Falls at Akame 48 Waterfalls
千手滝。私がどこにいるか見つけられますか?

焼肉レストラン奥田:公式サイト

赤目四十八滝:公式サイト

赤目滝水族館:公式サイト

忍法赤目プリン:公式 Instagram

たまきや へこきまんじゅう:公式 Instagram