東吉野村で一番盛大に行われるイベントといっても過言ではない、小川祭り。毎年夏頃には、10月に行われる祭りに向けて準備が始まります。
八つの地区から「ヨーイヤサー」「ヨイトサーノセー」と勇ましい掛け声をかけながら丹生川上神社に向かって太鼓台が集結します。太鼓台には「 乗り児(のりこ) 」と呼ばれる園児や小学生低学年の男の子が４人乗り、拍子をとりながら太鼓をたたきます。太鼓台を担ぐための柱は東吉野村で生産されている磨き丸太が使用され、乗り児は神様の使いとされているため祭礼が終わるまでは地面に足を付けることは許されていません。
この太鼓台を大人たちが担ぎ、掛け声とともに境内を反時計周りに次々と練り歩くのが小川祭りのクライマックス。 本堂の前で太鼓台を高く持ち上げると、観客から「上がった、上がった！」と歓声と拍手が沸き起こり、その光景はまさに圧巻です。
