名張市内の初瀬街道沿いにある旧細川邸「やなせ宿」は、江戸時代から明治初期にかけて建てられた、薬商・細川家の支店です(本店は奈良県宇陀市にあり、「薬の館」として公開されています)。細川家は、後に藤沢薬品工業(2005年に山之内製薬と合併し、現在はアステラス製薬)となる藤沢商店の創業者、藤沢友吉の母方の家系です。
この旧別邸を改修し、2008年に観光交流スペースとしてオープンしたのが「やなせ宿」で、以来、地域や観光の情報提供を行っています。
建物は町屋造りで、川蔵・主屋・中蔵・門が平成21年に国の登録有形文化財に登録されました。
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