室生寺

“女人高野”として女性を慈悲深く受け入れてきた室生寺

室生寺は、役行者(えんのぎょうじゃ)が山林修行道場として開創し、弘法大師空海が再興したとも伝わります。多くの寺が女性の立ち入りを許さなかった時代にも、女性を慈悲深く受け入れてきた歴史をもち、密教の高野山(こうやさん)や修験の大峰山 (おおみねさん)など女人禁制の聖地が多かった中で「女人高野」として親しまれてきました。そして今も、参拝者の多くが女性です。

室生川にかかる朱塗りの太鼓橋(たいこばし)を渡るとそこは聖域。仁王像が待ち構える仁王門から先に室生寺の世界が広がります。弘法大師を祀ったお堂がある奥之院までは、鎧坂(よろいざか)をはじめ、自然石を積み上げた石段が700段ほど続き、スギ木立の中、国宝や重要文化財にも指定される貴重な伽藍や仏像の数々を拝観できます。優美で端正な姿が人気の五重塔は、高さ約16mと屋外に建つ五重塔では国内最少。金堂や弥勒堂(みろくどう)などの寺院建築も大きすぎず自然と調和した姿で、境内一面に咲くシャクナゲや紅葉とともに心を和ませてくれます。

詳細は下記リンク先、公式サイトをご覧ください

所在地
奈良県宇陀市室生78

アクセス
近鉄室生口大野駅から「室生龍穴神社」行きバスに乗り、「室生寺」下車徒歩5分

駐車場
あり

リンク
山奥に秘められた室生寺の旅レポート①
奈良の秘宝・室生寺の旅レポート②
女人高野 室生寺公式サイト