宝探しみたい!ブルーベリー狩りに行ってきました

こんにちは!夏ももうすぐ終わりますがいかがお過ごしでしょうか。

今日は自然豊かな東奈良名張エリア内の宇陀市にあるブルーベリー農園「エトファルト」さんで楽しめる「ブルーベリー摘み体験」をご紹介します。ブルーベリー摘みのシーズンは9月上旬までともうすぐ終わってしまいますが、まだ少し間に合いますよ! また、来年の夏のお出かけの参考にしてくださいね。

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ブルーベリーは宇陀の特産。市内にいくつかブルーベリー農園があります。

エトファルトさんへはお車で!

エトファルト」さんは、のどかな田んぼ風景が広がる宇陀市菟田野見田(うだし・うたのみた)というところにあります。行き方は、公共交通機関では近鉄・榛原駅(はいばらえき)より奈良交通バス「菟田野」行で「古市場水分神社前」下車。ここから徒歩15分です。摘みとったブルーベリーを持ち帰る事を考えると、車の方が便利でしょう。

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今年は新型コロナウイルス対策として、車での来園者のみの受付とのこと

エトファルトってどんな意味?

「エトファルト」さんについてすぐ目につくのは、入り口のおしゃれなガゼボスタイルの小屋! お花が綺麗に飾られていて可愛らしい。オーナー女性のセンスの良さが伺えます。

そうそう、農園の名前である‘ett fält’とはスウェーデン語で「野原」そしてサブネーム?の‘casa fiorista’はイタリア語で「花屋さんの家」という意味。その名のとおり、お花がたくさん飾られていて素敵です。

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さて、受付を見ると、シールドや受付で利用するペンの消毒、マスク着用徹底など、新型コロナウイルス対策をしっかりされている印象を受けました。(ホームページ にコロナ対策について詳しく書かれています。)というのも、エトファルトさんに来られるお客さんは半数が県外からだそうで、近隣住民の方々を不安にさせないように、手探りでも、出来る事をしっかりして行こうというオーナーさんの思いからだそうです。大切な事ですね!

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受付では、受付票に名前や住所など記入し、ブルーベリー摘みをするにあたっての注意事項を確認します。それからブルーベリーを入れるプラスチックのケースをもらいます。約20cmの正方形のこのケースにいっぱい摘んで約1kgとのこと。あ、ここは入場料は無料で、摘んだブルーベリーの量に応じた金額を支払います。(100gあたり150円で、ひとり300g以上をお願いしているとのこと)今回は子供2人を連れて3人で参加したので、この大きなケースを3パック頂きましたが、内心(え、このケースかなり大きいけど、ブルーベリーってあんな小さいし、ケースいっぱいにするの何時間かかるんだろ、、、屋外で暑いし、子供すぐ飽きるかもしれないし、この半分くらい摘めたらいいかな)くらいの気持ちでいました。


いざ、農場へ!

受付を済ますと、実際にブルーベリーのある農園に案内してもらいます。受付から少し離れた、小高い丘にその農園はありました。(車で1、2分)

私たちはブルーベリー摘みは今回初めてなので、オーナーの笹岡さんが親切に摘み方について教えてくださいました。

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ブルーベリーってこんなに甘いの?!

この農園には15種類ものブルーベリーの木があるそうで、種類によって色や形も違い、味も酸味のあるものやすごーく甘いものなど色々で、それによって、おすすめの食べ方も色々あるようです。そのまま生で、冷凍してシャーベットにして、ジャムにして、など。大切なのは、大きい実を選んで摘むこと。大きめの実を実際食べてみたところ、オーナーが言ったとおり本当に甘くてびっくり!

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農園入り口には、まだまだ摘める木とそうでない木を分かりやすく表示してくれていましたので参考に

ブルーベリーって、酸っぱいイメージでしたが、完熟しているとこんなに甘いんですね。シーズン終盤で、木を外から見ると実が少なくなっているように見えても、木の下にしゃがんで下から見ると、まだまだ沢山房が見えますよ、と笹岡さん。ほんと、まだたくさんありました! 子供の目線だとちょうどいいようですよ。

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さあ、宝探しの始まり! 予想以上に楽しい!!

今日は雷がゴロゴロ、間も無く雨予報とのことで、早速摘みに取り掛かりました。株をかき分け、大きな実を見つけるのは、宝探しみたいで大人でも楽しい!

子供も、大きい実を見つけられたら大興奮! 子供はずっと同じ作業だとすぐ飽きるかなという不安をよそに、黙々と摘み続けてくれました。誰が一番沢山摘めるか、競争心を煽られながら。雨が降る前に最低でも300gは摘まなければ!とプレッシャーを感じながら必死に摘み始め、ケースの3分の1くらい摘めたあたりからだんだん余裕が出てきました。

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途中、疲れたら休憩できるよう、腰掛け用の切り株があります。
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ランチや温泉など、近隣のおすすめのお店なども紹介されています。
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屋外でもやっぱり新型コロナ対策。ソーシャルディスタンス、大切ですね。

無農薬だから虫もいます

あ、虫嫌いな人に少し情報を。ここのブルーベリーは無農薬なので、蜂や毛虫がいたりしますし、いたるところに蜘蛛の巣もあります。実際私も娘もちくっと何かに刺されましたし、虫嫌いの長女も時折何か見つけては「ぎゃっ!」と叫んだりしてました。(が、その恐怖以上摘むのが楽しく、誰よりも集中して最後まで摘んでました。)念のため、ブルーベリー摘みは長袖で臨むのがいいですね。あと、暑いので帽子と飲み物をお忘れなく!

ブルーベリー摘みは前日までに予約を!

ブルーベリー摘みは前日までの予約制で、午前午後それぞれ10組までですが、この日は午後遅くに行ったので私達以外お客さんがいなくて農園は貸切状態。摘んでいる途中、遠くから野鳥の鳴き声が聞こえるくらいで、あたりはとても静か。田んぼに囲まれ、空気も綺麗で、とてものどかなところです。農園は鳥に食べられないよう、ぐるりとネットで囲まれているのですが、途中で小鳥がピイピイと、私たちを羨ましそうに見ながらすぐそばの上空を飛んでいました。こんなに美味しそうなブルーベリーですもんね。

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摘み終わったら再び受付へ

摘み始めてから約1時間半、なんとか雨も降らず、3人とも十分ブルーベリー摘みを満喫できたので、農園を出て、車で受付に戻りました。

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受付の秤で量ってもらうと、3人とも仲良く同じくらい、約800gづつでした!こんな楽しい体験ができて、さらにこんな沢山のブルーベリーを持ち帰ることができて4000円でお釣りがくるなんて! 大自然の中で、自分で摘み取っていただく、子供にとってもすばらしい体験となりました。また来年も絶対来ます!

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3人分のブルーベリー約2.5kg。たくさんあるし、ジャムにする予定でしたが、、、一粒一粒と食べていたらあまりの美味しさに止まらなくてすぐになくなってしまいました!

菟田野(うたの)巡りも楽しんで♪

エトファルトさんでブルーベリー摘みを楽しんだ後、菟田野エリアを観光に巡ってみるのもおすすめ。近くにある1000年以上も続く伝統ある秋祭りで有名な国宝「宇太水分神社(うだのみくまりじんじゃ)」や、レトロな木造校舎と1200種、約3000本のカエデ園で知られる「カエデの郷ひらら」にはカフェもあり、ランチやお茶が出来ます。そして地元の西昭和堂さんの「みたらし」は絶品! お土産にぜひどうぞ。

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以上、エトファルトさんのブルーベリー摘みでした!
なお、エトファルトさんでのブルーベリー摘みは8月いっぱいまでです。行けなかった人はぜひ来年お越しくださいね。

エトファルト
所在地:奈良県宇陀市菟田野見田1075番地
アクセス:奈良県桜井市方面より大宇陀経由にて車で25分/西名阪道路・針ICより車で40分/近鉄榛原駅よりタクシーで15分
シーズン:6月下旬〜9月上旬
リンク:公式ホームページ
宇太水分神社
所在地:奈良県宇陀市菟田野古市場245
リンク:宇陀市観光協会内のページ
奈良カエデの郷ひらら
所在地:奈良県宇陀市菟田野古市場135-2
リンク:このサイト内のページ
西昭和堂
所在地:奈良県宇陀市菟田野古市場1254-1
リンク:食べログ