東奈良の小さな村、御杖村で英会話レッスン

12月のある晴れた日、私は御杖村（みつえむら）を訪れました。日本に来てからというもの、色んなところに旅行で行ったけれど、日本の田舎の美しさにじっくり触れる機会はそんなにはありませんでした。 そういうわけで、今回の訪問、すごく楽しみにしていたんです。

  日本の美しい農村の景色を観ながらドライブ

まず、私たちは近鉄伊勢中川駅から出発し、山の方へ車をすすめました。道中はとっても景色がよく、美しい川、深い森、昔ながらの古民家を見ることができます。運がよければ道端に鹿やら他の野生の動物に会えるかもしれないよ、とも言われました。あいにく可愛らしい動物は見ることができなかったけれど、そんなことは関係なく道中はとても楽しかった！

御杖村のピッツェリアでおいしいピザランチ

予定通りに御杖村に到着したので、ピザレストラン "Pizzeria e Trattoria Renone"でランチタイム。もちろんここで食べるのは初めてなので、どんなピザかすごく楽しみにしていました。メニューを開いてみると、マリナーラからシーフードピザまで、そのピザの種類の多さにびっくり。 選ぶのにすごく苦労しましたが、結局クワトロ・フォルマッジ（4種のチーズ）、マリナーラ、マッシュルームベーコンの3つを頼んでシェアすることにしました。3つとも本当に美味しくて、自分が住んでいる街のピザ屋と比べると、コスパとクオリティの高さに感動しました。ここのピザを食べるためだけに御杖村に来てもいいと思っちゃいました。

Quattro Fromaggi

Mushroom Bacon

御杖村の昔懐かしい木造校舎で

ランチの後、クリスマス・パーティーのため、みつえ体験交流館にやってきました。 御杖村役場の職員の方に出迎えていただき、建物の歴史についてお話していただきました。かつてこの建物は校舎だったとのこと。その歴史を物語るもの、例えば使われている窓ガラスは年代物で、現在はもう作られていないそう。特に目に止まったのは、ものすごく長〜い廊下。年に一度この廊下で雑巾がけレースが行われているんですって。すごく楽しそうだけど、参加者は私なんかよりもっと鍛えられた人じゃないとだめですね。だってこんな長い廊下を腰を曲げて駆け抜けるなんて、私には想像できません！

いよいよクリスマス・パーティ!

校舎を見学して楽しんだ後は、クリスマス・パーティの準備にとりかかりました！ 私の友達、Mamiko先生の生徒たちと3回に分けてクリスマス・パーティをすることになっていて、生徒たちは地元の小学生と中学生です。どんな生徒たちか会うのを楽しみにしていたんですよ。

その生徒たち、みんなエネルギッシュでフレンドリーでうれしい驚きでした。私とは初対面にもかかわらず、みんな私と話をするのにノリノリで、ピザのことや、ポケモン、スパイダーマンなど色々な話をして盛り上がりました。

生徒たちは、英語の文章を作るのに誰かが困っていると、お互いすぐに助け合ったりしていました。Mamiko先生が教えて、さらに生徒たちのこのやる気があれば、絶対にみんなすごく上手に英語がしゃべれるようになりますよ！

御杖村役場の西岡さんにもパーティに来ていただき、生徒たちと一緒にクリスマス靴下レースや神経衰弱など、色んなゲームに参加していただきました。ほとんどのゲームで生徒たちが文句なしに勝ったんですが、神経衰弱では抜群の記憶力を見せつけ、なんと生徒たちと引き分けたんです！ 生徒たちもみな西岡さんとゲームをするのを楽しんでいたようでした。私も小さな町で育ったので、御杖村の住民どうしの強いつながりは私にとってとても美しく映りました。

3回のパーティが終わると、スタッフもみな疲れ家路を急ぎます。帰る準備ができ出発しようとした矢先、なんとお土産をいただいちゃいました。御杖村産のお米です！ 私はスーパーで買ったお米しか食べたことがなく、地元の農家の人が作ったお米というのははじめて。このお土産はすごくうれしい。御杖村での素敵な思い出がより一層お米の味を引き立ててくれるでしょう！