高見山、絶景樹氷の世界レポート

関西のマッターホルン「高見山」の雪山登山に感動!
絶景樹氷の世界レポート!

Frosty Mt. Takami / 霧氷と高見山

お久しぶりです。Megです。みなさん寒い時期は何してお過ごしでしょうか?

私は毎日こたつでNetflix見ながら、自分の半径1メートル以内で、ご飯もトイレもお風呂も済ませれる一生を送りたいくらい廃人生活をしたいです。が、そんなふてぶてしい私も冬の時期だけは、アクティブになる日があるのです。

今回は山に登ってこそ見れる、樹氷の世界「高見山」をご紹介いたします。しかも、台湾とフィリピンから、遠路はるばる来てくれたお友達と登りましたよ。

「どうせ車がなくちゃ行けないんでしょ」と思ってたそこのあなた!車がなくても行ける行き方、このあとお教えしますよ。

 

高見山ってなんぞ?

Mt. Takami / 高見山

相撲の力士、高見山を想像したそこのあなた。年代が伺えます。

ここ高見山は、奈良県東吉野村と三重県松阪市との境界にある山です。標高1,248.4m、関西のマッターホルンとも言われる山で、冬に霧氷・樹氷が見れる雪山として有名なのです。なんかもう、アイスピッケル持って、プロ級登山家しか登れない過酷な山って今思いましたよね??

しかしこの山、そんなに過酷な山ではなさそうで、中には2日連続で登山する老夫婦や、幼稚園児くらいの子が登っているのも見かけました。なんて勇ましいのだろう…その勇ましさに心を打たれた私は己の自堕落さに猛烈に反省しました。

私が実際に登山で着用・持っていったものはこちら。プロの登山家さんからしたらダメ出しがきそうですが、今回はこれで事足りました。

  1. アイゼン(滑ってこけるので絶対に必要)
  2. 登山靴(溶けた雪が靴の中にしみるので、防水性のあるもの)
  3. 防水性のある服上下(私はシャカシャカした服を着用)
  4. ユニクロの極暖ヒートテックのインナー
  5. 普通のタイツ
  6. 厚手の靴下
  7. 厚めのタートルネックセーター
  8. ニット帽と手袋
  9. 貼るカイロ(貼り済み)
  10. 長袖Tシャツ
  11. リュックサック
  12. あったかいお湯を入れた水筒
  13. 自分好みのお菓子
  14. カップ麺
  15. お弁当
  16. タオル(温泉に入るなら持って行こう)
  17. ビニール袋(アイゼンにどろどろに土がつくので洗える場所まで入れておこう)
  18. もう一枚タオル(アイゼンは錆びやすいのもあるので、水で洗ったら拭く用に)

寒さが心配の方は余分に暖かい服を持っていくのもいいでしょう。果たして運動神経のない、かつ正月太りした私に登頂は可能なのでしょうか…!!

 


電車とシャトルバスを使って高見山へ!

Heading to Mt. Takami / いざ高見山へ

まずは、奈良県にある近鉄「榛原(はいばら)駅」まで行きましょう。大阪の近鉄難波駅からは約1時間ちょっと。特急を使うと近鉄難波駅から乗り換えなしで44分!

次に、榛原駅の「南出口」に降り、そこで、高見山までのバスが待機しているのでバス代1,080円を支払います。(大人片道現金のみ)

ここで3つ注意して欲しいのは、

  1. バスの送迎(有料)は、土日祝のみの運行。平日はバスがないので注意してね。
  2. 行きも帰りも各1日2本しか運行していないので、最終時刻を逃さないでね。
  3. もしも途中でリタイヤしたい場合、行きで降りた高見登山口のバス停に戻っても、榛原駅行きのバスないので、なんとしてでも下山ゴール地点「たかすみ温泉」までたどり着こう!!

また日が照ってくると、雪が溶けかけてくるので、樹氷を見たいなら早い時刻がおすすめ。
※文章の最後にバス情報を入れてるよ。

帰りのバス時間に余裕のある方は、たかすみ温泉に行くのもよし。お風呂の中でマッサージすると翌日の筋肉痛も和らぐよ。
※2020年2月2日は故障のため休業となっていました…!!

 

ゆっくり登れば登頂可能

Climbing Mt. Takami / 高見山登山中

1時間ほどバスに揺られ、バス停に着いたらトイレがあるのでめちゃ安心(ティッシュはないので要持参)。トイレが済んだら、同じくバス停の近くに登山道があるので、そこからスタートです。

もし分からなかったら、バスに乗った他の人についていけば心配無用。まずは、森の中をグングン進みます。道幅も広いので、友達とお菓子食べたりおしゃべりに花を咲かせながらはしゃぎます。もう気分は春のピクニックのよう。

高見山登山は2回目ですが、前回の教訓で学んだことは、「自分のペースでいつもよりゆっくり歩く」「無理をしないで何度も休憩を挟む」です。お陰で今回の登山は、疲労が残らずにすみましたよ。

Resting / 休憩中

なんならハンモックで休憩しても全然ありです。鳥居を抜けると、急坂ルートと、高見峠ルートに分かれる分岐の場所がひらけていたので、そこで軽めのお昼ご飯を食べました。

 

急坂ルートを登ってみた

Climbing Mt. Takami / 高見山登山中

急坂ルートはショートカットできるがちょっときつい道。高見峠ルートはやさしめだけど時間が少しかかる道。

 

Mt. Takami trail map / 高見山登山コース
近鉄が発行している高見山登山コースの地図

この日は晴天だったので、雪が溶けてはせっかく海外から来た友達に樹氷が見せれないのは悲しすぎる!ということで急坂ルートを選択。(青線が登山ルート、赤線が急坂ルート)

案の定坂は急斜面で、道も人一人が通れるのがやっと。でも非常にゆっくり己のペースで突き進んでいたので、アスレチック感覚でなんとか登れました。急坂ルートを登りきると「杉谷・平野分岐」の看板があるので、帰りはその道を通ります。

高見山山頂はもうすぐそこ!

 

まるで映画のワンシーンに出てきそうな樹氷の世界

Rime Ice in Mt. Takami / 高見山の霧氷

なんという事でしょう...!!

まるで映画のワンシーンのように山頂付近は、あたり一面銀世界。(もちろんCGなし)

 

霧氷(樹氷) / Rimeice or frosty fog

なぜ氷がこんなに斜めっているかというと、風が猛烈に強いので一方向にだけ樹氷がついているということ。

 

霧氷と私 / Rimeice and Me

インスタ映えもバッチリ。きっとあなたの承認欲求も満たされることでしょう。

 

Frosty Mt. Takami

この日は天候のコンディションが良く、風も強くなく最高の絶景日和でした。海外から来た友達も初めての経験でめちゃ喜んでくれました(一安心)

ゴールのたかすみ温泉前ではバスが待機してるので、バス代1,120円をお支払いして榛原駅まで帰ります。今回はかなりゆっくり行ったので、休憩も含めると6時間30分!

なんだかんだでめっちゃ楽しかったぞ。来年も行くぞよ。

とりあえず今日は速攻こたつにくるまろう。。。