爽やかで青空が広がった、秋晴れというにふさわしい日に赤目四十八滝(三重県名張市)に行ってきました!
いつもなら昼間に散策して暗くなる前に帰って…という予定で訪れる赤目四十八滝ですが、今回は夕方から夜にかけて、イルミネーションを楽しんできました。
イルミネーションといってもまだ一般公開はされていないんです、ごめんなさい! 今回は“プレ点灯”という、本番のライトアップに向けての試験点灯に特別におじゃまさせていただきました。
今年はさらにパワーアップ? 赤目四十八滝の竹あかり
「赤目渓谷 幽玄の竹灯」と題したイルミネーションは10月24日(土)から
少し前にこのサイトで紹介されていたブログ「想像以上に夢中!竹あかりワークショップ」でも触れましたが、“竹あかり”とは、竹筒に穴を開けたり模様を彫ったりして内側から灯りをともす灯籠のこと。イベント「幽玄の竹灯」では、名張を拠点に活動する竹あかりクリエーター集団“竹雀〜takesuzume ”による作品が赤目四十八滝に飾られ、夜の渓谷を彩るのです。もちろん竹あかりワークショップの参加者が作った作品も並びます。
昨年も行われた竹あかりライトアップですが、昨年よりさらにパワーアップするということですよ。待ちきれないというあなたのために、今年の竹あかりはどんなものか、ちらっとお見せしましょう。
エコなイベント、名張の竹あかり
赤目四十八滝に到着したのは午後5時半ごろ。ひんやりと空気は冷たいですが、辺りはまだそんなには暗くなっていません。渓谷の入り口から5分くらい歩いたところもある最初の大きな滝、不動滝のあたりに着くと…。
まだ明るいのにすでにきれい!暗くなるのが待ち遠しい〜! というわけで、日が暮れるまでまだ少し時間があるのでプレ点灯に来ていた人たちからお話をうかがうことにしましょう。
この日は多くの大学生が来ていました。聞いてみたところ、動画によるプロモーションでいかに観光客を呼び込むかというプロジェクトのフィールドワークをしているそうです。赤目四十八滝を動画でプロモーションするというわけですね。初めて赤目四十八滝を訪れた学生さんも多く、さっそく印象をたずねてみました。
「涼しくてびっくり!」
「奥のほうまで歩いたが、いくつもの滝や自然がすばらしい」
「滝を照らす竹あかりのコンセプトや景色は、外国人にすごく受けそう」
とのこと。
さらに、イベントのコンセプトについて名張市・観光交流室の山下さんが説明してくださいました。
「このイベントは、環境保全を目的としたエコツーリズムの一環なんです。ここにある竹あかりはすべて、名張市内に放置された間伐材を使っているんですよ。」
なるほど、人々に楽しんでもらうだけのイルミネーションにとどまらず、地元の竹林整備にもつながるというエコなイベントなんですね。私を含め皆感心したのでした。
暗くなるにつれ表情を変える渓谷
さて、午後6時を過ぎると急に暗くなり、ライトアップも見頃となってきました。竹あかりと赤目渓谷のコラボレーションをご覧ください。
いかがですか? 暗くなってからは水面に映る竹あかりの光がとってもきれいだったのが特に印象に残りました。写真では表現しきれない竹あかりの魅力。本番はさらに規模が大きく、うわさによると約1,000本の竹あかりが渓谷を彩る予定だそうです。しかもいつもはめったに見られない夜の赤目四十八滝。これは見に行くしかないですね。(渓谷内は街中より3度くらい気温が低いので暖かくしてお出かけください)
- 赤目渓谷 幽玄の竹灯
- 2020年10月24日(土)〜2021年1月31日(日)
- 16:30〜20:00
- 会場:赤目四十八滝・日本サンショウウオセンター〜不動滝 ほか
- 入場料:大人600円、子供300円
- 詳細は赤目四十八滝公式ホームページ をご覧ください
- 関連ブログ投稿:
初めての赤目四十八滝、そして竹灯りライトアップ by Alex
想像以上に夢中!竹あかりワークショップ by Mineko