1泊2日の奈良・三重県境トレッキング、前回1日目に引き続きこのページでは2日目のレポートをします。まずは、おさらいとして全日の行程とデータをご覧ください。
全日
2日目:台高山脈縦走
2日目は奈良県と三重県の境、台高山脈を主に明神平から高見峠あたりまでトレッキングしました。
- ルート
- 明神平 → 国見山 → 伊勢辻山 → 雲ケ瀬山→ 高見峠(大峠) → 小峠 → 高見杉→たかすみ温泉( GPXデータ)
- 活動データ
- 活動距離:13.3km
- 高低差:994m
- 累積標高上り/下り:807m/1739m
以下、写真をクリック/タップすると補足説明が表示されます。
明神平から国見山へ
明神平で一夜を過ごし、朝日とともにすがすがしく起床…と言いたいところだが二日酔いが…。頭がガンガンするなか、軽く朝食をとり2日目のトレッキングをスタート。奈良県と三重県の県境に沿って走る台高山脈を北上して国見山に向かう。足取りも重く、あぶら汗がにじみ出る。途中水無山を通過し、1,419mの国見山頂に到着する。眺望はほぼ無いが、しばし休息。
国見山から伊勢辻山へ
休息のあと、北上し伊勢辻山へと向かう。途中、馬駈ヶ場(うまかけがば)あたりの道中には、ヤマツツジと思われる朱色の花が咲き乱れ、緑の木々に鮮やかなアクセントを添えていた。
伊勢辻山から雲ケ瀬山へ
伊勢辻山からは緩やかなアップダウンを繰り返す稜線上を進んで行くが、迷いそうな所もあるので、マーキングや道標をチェックしつつ、雲ケ瀬山に到着した。
雲ケ瀬山から大峠へ
トレッキングも終盤に近づいてきた。今回の台高山脈縦走の最後の地点、高見峠(別名・大峠)へとすすむ。高見峠は標高904メートルで、江戸時代には紀伊藩の参勤交代で、また人々がお伊勢参りのために通った伊勢南街道(別名・和歌山街道、紀州街道など)にある最大の難所だったと言われている。
高見峠(大峠)からたかすみ温泉へ
高見山への登山口のひとつである高見峠には駐車場があるため、車でここまで来て登山する人も多い。ちなみに、関西のマッターホルンとも言われる高見山(1,248.4m)の山頂には高角神社(たかすみじんじゃ)があり、古くから信仰の対象として崇拝されている。また、冬には霧氷登山スポットとしても人気が高い。
登山口には鳥居があり、神聖な気持ちになる。実は今回、予定では高見山に登るはずだったのだが、私としたことが昨夜飲みすぎたため、急きょ高見山には登らないことになった。鳥居をくぐり、少ししたら西に迂回し、小峠のほうに向かった。
小峠分岐を経て最後の通過ポイント、高見杉へ。まっすぐにそびえ立つ杉の木は樹齢700年ほどと言われており、何度来ても圧倒される。そして最終目的地たかすみ温泉へと下る。
たかすみ温泉
たかすみ温泉に到着。近くには平野登山口があり、公共交通機関で高見山に登る人はこちらを利用する人が多い(近鉄榛原駅から奈良交通バスで1時間、「高見平野」下車)。さて、ゆっくりお湯につかって疲れた身体を癒やし、さっぱりしてビールを飲むことにしよう。ちゃんとドライバーが迎えに来てくれているのでご心配なく。O君、ありがとう。
「奈良・三重県境トレッキング:1日目」はこちら
- 高見山
- 奈良県吉野郡東吉野村平野
- このサイト内の「高見山」の情報
- たかすみ温泉
- 公式ホームページ