忍者修行の地で「滝打たれ」を体験!

東奈良名張のエリアには室生赤目青山国定公園があり、いくつもの美しい滝があります。

今日は、その中でも「かつて忍者が修行した赤目四十八滝」で体験できる「滝打たれ」を紹介します。

赤目四十八滝は、約1,300年前に忍者のルーツとされる「修験道」(日本古来の山岳信仰に、神道や外来思想の仏教や道教が結びついた宗教)の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が修行を始めた場所と言われています。それから山岳信仰の聖地として、多くの修験者や伊賀流忍者がこの地で修行を積んだ歴史が残っています。

赤目四十八滝 / Ninja at Akame 48 Waterfalls

その後、明治時代に滝の名所と知られるようになり、多くの観光客が訪れるようになりましたが、今でも山伏が修行している神聖な場所で滝打たれの修行(滝行)体験ができるのです。

日頃の疲れを癒すため、そして精神をほんの少し鍛えるため「滝打たれ」ツアーに参加

ツアー当日は、「赤目ビジターセンター」内の「エコツアーデスク」で受付をします。

「赤目ビジターセンター」内には「赤目自然歴史博物館」があり、伊賀流忍術の祖とされる百地三太夫 の子孫らに伝わる忍具の数々や当時の生活用品などが展示されています。入館料は無料です!

 

受付後、ガイドさんからツアーの詳細や注意事項の説明を受け、滝打たれ用の白装束(しろしょうぞく)とわらじを受け取ります。自分で滝まで持っていくので、大きめのリュックがお薦めです。また、ツアーには動きやすく濡れても乾きやすい服装で参加しましょう。

ツアー当日は、滝入山口にある「日本サンショウウオセンター」でオオサンショウウオの幼生が特別公開されていました。小さい姿は可愛らしく、少しの時間動きを眺めていました。

サンショウウオの幼生。オオサンショウウオをゆっくり見たい方は、帰りにぜひ見てください

赤目四十八滝の『四十八』とは仏教の言葉で〝たくさん〟という意味があり、実際に名前が付いている滝が23個のほか、多くの名前のない滝が存在します。

滝打たれは、遊歩道から川を渡り、急な傾斜の山道を登った先にある「大日滝」で行われます。「大日滝」は修験道からもっとも信仰を集めた大日如来に因んだ滝で、普段立ち入る人も非常に少なく、幻の滝と言われているんです。

いざ「大日滝」へ!

私にとっては、この山道も修行のひとつと意気込んでいましたが、山道に自然に置かれた石(少しぐらつくものもあり)や眩しい緑の景色を見ながら登っていると、修行というより自然を満喫するトレッキングという感じでした。

そして、ガイドさんが参加者の体力を見ながら誘導してくれたので、急な山道もゆっくりですが登りきりました。

ガイドさん

「大日滝」に近づくと「ザー!」という滝の音が聞こえてきます。ワクワクしながら山道を登り切ると、そこは熱中症警戒アラートが出ている日とは思えないくらい、涼しくて静寂な空気が流れていて、とても心地よい空間でした。

その後、そこで白装束に着替え、わらじに履き替えます。ガイドさんがテントを持ってきてくれているので、女性も安心して着替えられます。

 


滝に向かって一礼し、ドキドキしながら滝の中へ!

一礼し、神聖な気持ちに

ツアー当日は晴天が続き水量が少ないと聞いていたうえ、直接滝を見たときは、修行とはほど遠いかなぁ…と内心思っていた私でしたが、水は予想以上に冷たくてビックリ!頭と体に当たる水の滝の勢いに一瞬ひるみながらも、少しの間滝に打たれていると、冷たさと真上から打ちつける水圧にも慣れてきました。

滝に打たれて瞑想にふける

水の音しか聞こえない時間。普段の生活ではあり得ない時間であり、何も考えず“無”になることで、心身がリセットされた感じを受けました。また、体がシャキッとして少し元気をもらえたような気持ちに。

滝の水量は天気などによって変わり、大雨の後は水量がとても増すそうです。息が出来ないほどの迫力のある滝打たれを体験したい方は、雨の後がお薦めです。

修験者や忍者たちは、真冬の凍り付く寒さの中で滝行を行っていた…その精神力はとてつもないものだったことが想像できます。自然を肌で感じ、滝行を体験した人にしかわからない時間を過ごすことができました。

「滝うたれツアー」に大満足したあとは、下山です。

ツアーの最後は、天然温泉でほっとひと息。参加費には温泉入浴券も含まれていますので、ぜひ赤目温泉を堪能して帰ってください。

ツアーのチケット。「対泉閣」か「山水園」の温泉に入浴できます

今回のツアーには、女子一人旅、女子グループ、カップル、親子などいろいろな方が参加されていました。参加されていた方みなさんの表情が晴れやかで満足感がにじみ出ていたのが印象的でした。

「気持ちの切り替えがしたい!」「一歩踏み出す勇気がほしい」

という方にぜひ「滝打たれ」という体験を通して非日常感じていただきたいと思います。

 

赤目四十八滝
所在地: 三重県名張市赤目町長坂671-1
アクセス: 近鉄・赤目口駅より「赤目滝」行バスで10分
駐車場:周辺の有料駐車場をご利用ください
公式ウェブサイト
対泉閣
公式ウェブサイト
山水園
公式ウェブサイト

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