お久しぶりです!ミネ子です。
みなさん、いかがお過ごしですか? 今年の夏もまたまた日本は猛暑でしたね。気温が各地で38℃は当たり前。40℃超えの場所だってありました。それに加え、新型コロナの流行でなかなかいつも通りにはエンジョイできない中、みなさん工夫して、夏を満喫していたように思います。もちろん私たちもできる範囲で夏を楽しみましたよ!
職人さんが教えるワークショップに参加
夏休みの活動の一環として、「竹あかりワークショップ」に親子で参加してきました。 「竹あかり」とは竹に穴を開けたり模様をくり抜いたりして、内側から灯かりをともして飾るアート作品です。 今回のワークショップ、名張市内で活躍されている竹あかりクリエイター集団、竹雀〜takesuzume さんが講師とあってすごく楽しみにしていました。そして作った竹灯かりはなんと、三重県名張市の赤目四十八滝で行われるライトアップイベントで飾ってもらえるそうで、今から楽しみにしています。
名張と竹との密接な関係とは?
実は名張市は竹と深い関係があるんです。江戸時代、この辺りは伊賀国名張と呼ばれていて、藤堂高吉(お城の設計で有名なあの藤堂高虎の養子)がおさめている時代に、現在の名張市の小波田(おばた)という地域で大雨が降りました。この大雨で農作物ができなくなり人々の生活が苦しくなってしまいました。そこでこの小波田の人々にだけ「竹で火縄を作り売ってもいい」というお許しが出て、おかげでピンチを乗り越えたというお話があります。
火縄は現在でも作られていて、京都のお正月を代表する風物詩、あの八坂神社の「をけら祭 」で使われているんです。 有名なをけら祭で小波田の火縄が使われているなんで!! すごい!すごすぎる!! このイベントに参加するまで全く知らなかったので、とても勉強になりました。
竹あかり、とにかく作るのが楽しい
ビデオを観たあとはいよいよ作業の開始。1組ずつ竹筒と電動ドリルが置いてある作業スペースに案内されました。模様がプリントされた紙(型紙)を竹にのりで貼るのが最初の工程なのですが、まずは数ある型紙の中から図案を選びます。
この型紙、いろんな種類があるのでついつい目移りしてしまい、欲張ってたくさんぺたぺたと竹に貼り付けてしまいました。困ったことに、緑の竹に白い紙片を貼っただけなので仕上がりが全く想像できません…。ちょっと不安になってきました。
でも作業をすすめるしかありません!
紙が乾いたら描かれている円に合わせて電動ドリルで穴を開けていきます。大・中・小の円を組み合わせて模様が描かれているので、ドリルの先を換えながら穴を開けていきます。
たくさん紙を貼ってしまったおかげで開ける穴も多い…ということで終盤はかなりあせりましたが、講師の先生に少し手伝ってもらい、無心になって作業したおかげで時間内にすべての穴を開けることができました! 初めはなかなかうまくドリルが使えなくてズレてしまったりと苦戦しましたが、終盤にはドリル買おうかな〜欲しいな〜っと思ってしまうくらいマスターできました。
そしていよいよ紙をはがします。さあ、どんなふうになっているか…。
見てください!
なかなかでしょう? 自分でいうのもなんだけど出来上がった竹灯かりはかなり上手!!
そして、中に灯りを入れて点灯!
想像以上にきれい!
竹の中に灯る黄色いやさしい灯りが竹に開いた無数の小さな穴からほんのりともれて、とても幻想的。この時点でこんなにきれいなのに、自分たちで作った竹あかりがどんなふうに赤目四十八滝を照らすのか、想像しただけでわくわくしますね〜。
私も息子も楽しんだ「竹あかりワークショップ」。息子が喜ぶだろうなあと参加したのに私のほうが夢中になってしまいました。息子も赤目四十八滝のライトアップをとっても楽しみにしています。みなさんもぜひ来てね!
赤目四十八滝では、2020年10月24日〜2021年1月31日まで“赤目渓谷『幽玄の竹灯』渓谷ライトアップ”が行われます。詳細は下記のリンクからどうぞ。
リンク:赤目渓谷『幽玄の竹灯』渓谷ライトアップ
赤目四十八滝公式サイト / 昨年の竹あかりイルミネーションのようす