東吉野村を流れる清流、高見川近くに鎮座する丹生川上神社(丹生川上神社 [中社])は675年に天武天皇によって創建されました。水に関する一切をつかさどる罔象女神(みづはのめのかみ)を御祭神とし、人々は五穀の豊穣のために旱続きには降雨を、長雨の時には止雨を祈ってきました。平安時代には二十二社の一つに数えられた由緒ある神社です。
2分ほど歩くと木津川、日裏川、四郷川の3つの川が合流する場所があります。そこは「夢淵」と呼ばれ、東の滝(ひんがしのたき)という不動明王堂をおまつりした滝が注いでいます。秋には紅葉と青い水が眼を見張るような素晴らしい景色を創り出します。