東奈良名張のサイクリングに乞うご期待！

東奈良名張ツーリズム・マーケティング事業推進員の坂元です。

私たちのエリアには、室生赤目青山国定公園を代表とする豊かな自然があります。そこで、この自然や風景を生かした他にはないサイクリングコースを造ろう！と地元のサイクリストの方や職員が一緒になって、令和2年12月からサイクリング事業に取り組んでいます。

今日は、宇陀市菟田野地区～東吉野村エリアのコースを実際に走って、皆様に紹介できるコースかどうか検証した様子をお伝えできればと思っています。

カエデ3千本とレトロな建物。奈良カエデの郷ひらら

スタート地点は、奈良県宇陀市菟田野（うたの）地区にある「奈良カエデの郷ひらら」。かつて小学校であった木造校舎を活用し、世界中から集めた1,200種、3,000本のカエデが敷地を彩り、秋の紅葉時期にはもちろん、1年を通して楽しむことができます。レトロな校舎には、お土産、ギャラリー、図書室、ゲストハウスなどがあり、ランチタイムには併設のカフェに人々が集います。

私はいつもカフェを利用し、人気のパンケーキを食べてメープルクッキーを買って帰ります！建物をみるとちょっと懐かしい、一度食べたい給食ランチ、泊まって見てみたい満点の星空。みなさま、一度足を運んでみてください。

清流の里、奈良県東吉野村

さあ、サイクリングのスタートです。目指すは、清流の里 奈良県東吉野村。
国道166号線をゆっくり南下します。ゆるやかな坂道を登ったり下ったりしながら、走ること30分。

最初の目的地、「天誅組終焉の碑」「吉村寅太郎原えいの碑」に到着。東吉野村は、幕末の尊王攘夷派の一団、天誅組が終焉を迎えた場所。「天誅組終焉の碑」から川を挟んだ敷地に入ると、地域の方々によりきれいにされているこの場所に、天誅組の中心人物だった吉村寅太郎の原えい（最初の埋葬地）の碑があります。そこは木々やコケに覆われた不思議であり、心落ち着く空間でした。

丹生川上神社

次の目的地の「丹生川上神社（にうかわかみじんじゃ）」に向かって走っていると、村中に歴史を感じる和菓子屋を発見！甘いものに目がない私は、早速店内へ。店の方とお話しし、お勧めの和菓子を購入！「美味しい！」やっぱりこの言葉でしか表現できない私は、食リポはできない（笑）でも、本当に上品でみんなに食べてほしいと思わせる和菓子でした。

こんな感じで寄り道しながら、「丹生川上神社」に到着。この神社は、675年創建で、水のすべてを司る女神が祭神となっています。景色を楽しみ、境内に入ると癒しの気が漂っています。サイクリングの「動」と神社の「静」。私はこの体験もサイクリングの楽しみだと感じています。

神社から少し先に「東の滝（ひんがしのたき）」があります。そしてその先には東吉野村のパワースポットである「夢淵（ゆめぶち）」があります。3つの川が合流してできた深さ、迫力、色に引き込まれる神秘の淵。時間を忘れてずっと眺めていられる景色。日常ではなかなか味わえない時間です。

ここから最後の目的地としている「ひよしのさとマルシェ」を目指して走ります。高見川沿いに少し急な山道です。休み休み走りながら、止まって見る美しい川の色は、しんどくても川沿いを走る価値があります。国道は、長いトンネルがあるため、今回は山を登るコースを選択しました。かなりハードでしたが、「近畿のマッターホルン」とも言われている高見山を見ることもできました。

ひよしのさとマルシェ

そして、坂道を颯爽と下っていくと小さな道の駅「ひよしのさとマルシェ」に到着です。ここでは、東吉野村の特産品、野菜、軽食、焼き立てパンが販売されています。

今日はお店の方にお勧めを聞きました！

いろいろある特産品の中から今日は…「ひよしの味噌」「田舎木綿とうふ」最近とても人気があるそうです。田楽にしたら美味しそうと思いながら、今日は自転車なので、次にまた来て買って帰ろうと思います。

爽快感と達成感はサイクリングの醍醐味

東吉野村の自然と食を満喫したので、ここからスタート地点である「奈良カエデの郷ひらら」に戻ります。ここからが、東奈良名張の山岳地形でのサイクリングの醍醐味！ 絶対走り切れないとおもうような坂道を上ります。走ってる時は…( ﾉД`)でも、登りきると爽快感とは違い達成感が沸いて出てきます。運動が苦手な方も休み休み走って、この気分を味わってほしいです。

今日は、約4時間のサイクリングでした。

東奈良名張では、サイクリスト向けに木津川圏域ダム群を中心とした4コース、クロスバイク向け（観光客・初心者）は自然・歴史など知って体験する6コースを造っています。来年度には、みなさまにご紹介できる予定ですので、楽しみに待っていてください！