大阪や名古屋のような大都市は限りなく魅力的な場所だけど、常に急いで、ポーズをとり、写真を撮り、そして移動…。そんな時は、ちょっと遠回りをして、きれいな空気をたっぷり吸って自然と触れ合いながら、ゆったりと日本を楽しんでみてはいかがでしょうか。
私は、東奈良名張をおすすめします
名張駅を起点に、このエリアのガイド付きサイクリングツアー・6コースを走破しました。名張は奈良市から東へ約50km。奈良は京都や名古屋に比べて、鹿が闊歩しているせいか、のんびりした雰囲気がありますよね。それよりさらにのんびりした雰囲気があるのが、東奈良名張エリアです。名張駅は名古屋から最大120分、大阪、奈良、京都、伊勢志摩からはもっと早くアクセスできます。電車で行くなら、近鉄特急 がおすすめです。
車を運転していると、その土地の美しさに気がつくのはなかなか難しいと思います。電車やバスに乗っても同じかもしれません。でも自転車に乗れば、もっと自由に探索できます—好きなときに立ち止まって、苔や果物や花（涼しい季節でも）など、野原に生えているものを見つけることができるのです。
たとえば、この地域では漢方薬として知られている大和当帰が栽培されています。また、マコモダケも栽培されていて、聞くところによるとタケノコのような味がするそうで、生でも調理しても美味しいそうです。私は日本に来て20年近くになりますが、この大和当帰やマコモダケについては、今回のツアーで畑のそば（すでに収穫されていましたが）を自転車で通った際、ガイドさんに教えてもらうまで知りませんでした。
桜の季節は4月、ツツジの季節は5月、気候の良い季節は10月、紅葉の季節は11月が狙い目です。
東奈良名張ツーリズムでは、ガイドなしのサイクリングコースの他に、ガイド付き1日サイクリングツアーを提供しています。ほとんどのルートで、川沿いやダム湖周辺を走ります。私は中年の主婦で、体力は標準です。しかし、限られた区間ですが、かなりがんばらないといけない場所もありました。がんばった後の達成感は格別でしたけどね。
名張駅に着いたら、西口にある「なばり観光案内所」で、自転車を借りて地図をもらってください。小さめのタイヤの電動アシスト自転車か、GIANTのクロスバイクを借りることができます。クロスバイクには、水筒ホルダーとスマートフォンホルダーはついていますが、自転車カゴはついていません。どちらの自転車を借りる場合も、雨・風・日よけ対策グッズや予備のモバイルバッテリーなどが入るメッセンジャーバッグまたはリュックを持参するのがよいでしょう。私は水筒を持参しましたが、ルート上、簡単に給水ポイントを見つけることができました。サングラスは、ある日、松葉が強風で飛んできたときには役に立ちました。肌寒い季節には手袋を用意しましょう。もし忘れたら、名張駅のコンビニで売っている園芸用の手袋でも大丈夫ですよ（私も一度だけそうしました）。
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